独立開業考え方

飲食店でしごとの話をすることについて

スポンサーリンク

飲食店でしごとの話をすることについて書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

お蕎麦屋さんでの一コマ

ある日の夜。

お腹が空いており、仕事も立て込んでいたので「晩御飯は外で食べるか」と思い、行きつけのお蕎麦屋さんにたどり着きました。

入店と同時に1人で座れる席が無いか探しましたが、4人席しか空いていませんでした。
店員さんが確認してくれましたが、やはり4人席しか空いていないとのことだったので、そこに案内していただきました。

「1人で広々とした席を使えてラッキー」と思っていました。

私が座った隣の席も4人席で、そちらにはいい感じに出来上がった3人のおじさま方が楽しくお話をされていました。

1人だったので、スマートフォンを触りながらおじさま方の会話を聞いていました。

すると、会話の中で「減損テスト」といった聞き覚えのある単語が聞こえてきました。
他にも「中国で財務を担当している子が〜」「会計基準が〜」「財務にいた頃は〜」という単語が出てきたので、私の耳がさらに大きくなってしまいました。

推定される危険性

そのおじさま方の会話の内容から、少なくとも以下のことは推定可能です。

・「減損テスト」という単語を使っている=IFRS適用会社に勤務している(JGAAP適用会社では減損テストという単語は出てこない)。
・中国に子会社がある(取引先であれば財務を担当している子という言い方はしない)。
・財務部という部署がある。
・そのおじさま方の誰かが、かつて財務部に所属していた。

業種までは聞き取れませんでしたが、とりあえず上記の内容は推定できました。

「もう少し話を聞いていれば勤務している会社を割り出せたのにな」とも思いましたが、そのためにお蕎麦屋さんに数十分もとどまるのはもったいないと思い、注文した料理を食べてすぐに出ました。

まさか隣の席に座った「黒パーカー、グレーのチノパン、エアジョーダン」で身を包んだ若者が公認会計士、税理士の資格を有しているとはおじさま方も想像していなかったと思います(こちらの存在に気づいていないだけかもしれませんが)。

このように、お酒が入ってついついしごとの話で盛り上がってしまった場合、その内容が第三者に筒抜けになっている可能性があります(専門知識を有する第三者が近くの席にいた場合、なおさらです)。

独立してからの考え方

これだけ色々と書きましたが、私も勤務時代は居酒屋等のテーブル席で上司、同期、後輩と仕事の話を大きな声で話していました(守秘義務に抵触するような話はしていない旨、念のため記載しておきます)。ですが、その辺に座った第三者がその筋の専門家であった場合、情報が筒抜けになります。

今までそれほど意識はしていなかったのですが、独立してからは「誰が聞いているかわからない」という風に考え方を改めました。情報漏洩するとお客様からの信頼を失ってしまいますので。

特に会食時、情報を第三者に漏らさないために、以下のことを心がけています。

・会食の際は可能な限り個室を取る。
・大声で話さない(個室かつ音漏れがしなければOK)。
・お酒を飲みすぎない(お酒を大量に飲むと声が大きくなり、追加情報を色々と話してしまうことになるため)。

飲食店ではお酒が入ることがほとんどなので、しごとの話がついつい盛り上がってしまいますが、ほどほどに…。

編集後記

部屋にあったダンボールを整理しました。

「引っ越しの時に使うだろう」と思ってとっておいたのですが、そのダンボールで専有されているスペースが使えないことを考えると「もったいないな」と思い、思い切ってすべて捨ててしまいました。

部屋が広くなって快適です。

タイトルとURLをコピーしました