太田達也先生の研修に行ってきました。
その感想について書いてみたいと思います。
行こうと思ったきっかけ
この研修に行こうと思ったきっかけは、公認会計士協同組合のHPをたまたま見たからでした。
研修の概要は「令和5年3月期決算法人対応 決算・税務申告対策の手引」という書籍を書かれた太田達也先生ご本人が3時間にわたって解説をしてくださるというもの。
こちらの研修は2022/12/10と土曜日に開催されるもので、有料(総額5,000円)の研修でした。
Twitterでもつぶやきましたが、勤務時代はお金を払って休日に研修を受けに行くことは一切していなかったので、大きな変化です(勤務時代、休日は飲みに時間とお金を使っていました)。
独立後は自分自身の時間が自由に使えるため土日という括りがなくなること、社内研修がないので自己研鑽を行わないと知識が陳腐化してしまうこと、という点から今回初めてお金を払って研修を受講しました。
研修の内容
今回の研修は「令和5年3月期決算法人対応 決算・税務申告対策の手引」という刷りたての書籍を著者である太田達也先生が3時間にわたって解説してくださる、というものです。
この本は普通に買うと2,860円(税込)なので、差額の2,140円で太田達也先生の解説を聞くことができると考えると、とてもお得な研修だと思います。
さて実際の研修の内容ですが、主に会計と税務のパートに分かれて解説が進んでいきました。
・会計基準の改正について
・税法の改正について(改正の趣旨や別表の書き方の具体例等)
会計基準については「時価の算定に関する会計基準の適用指針」の改正(投資信託にかかる取り扱い)が行われたことに焦点を当てて解説いただきました(グループ通算制度は税法パートで解説)。
税法の改正については、以下の点について解説をしていただきました。
・少額の減価償却資産および一括償却資産に係る改正
・国庫補助金等で取得した固定資産に係る改正
・グループ通算制度の導入に伴う単体納税制度の見直し⇨単体納税にも影響あり。
・資本の払戻しに係る計算規定の整備
・賃上げ促進税制(ボリュームが多かったので、一番長く解説いただいた)
・中小企業経営力強化税制(いわゆる経営力向上)
・租税特別措置法の適用除外
・地方税(外形標準適用会社の所得割の軽減税率廃止、外形標準課税に係る賃上げ投資促進税制)
太田達也先生は改正の背景などを解説してくださることに加え、主税局の立法担当者の非公式の見解についても確認を取られているとのことで、「どこからそんな情報を仕入れられるのか…」と私は驚いていました。
市ヶ谷で開催だったので少し遠かったですが、有意義な時間でした。
会場はほぼ満席だったのですが、年配の先生方が多く、あまり若い先生がいらっしゃらなかったのが印象的でした。
土曜日開催だったので、私服で行くかビジネスカジュアルで行くか迷ったのですが、私服で大丈夫だそうです(吉田先生に教えていただきました。ありがとうございます。)。
そういえば、補習所では講義にスーツを着て革靴を履いていかないと退場させられていた記憶がある(実際に退場させられていた人の話を聞いたことがある)のですが、もう私服で大丈夫なんですね。
大人になったなあ(違う)。
編集後記
市ヶ谷に行ったのは本当に久しぶりでした。
ふと補習所に通っていた時のことを思い出しました。
授業帰りにゼミのメンバーで飲みに行ったり(新型コロナ前だったので)、同期と電車で横浜まで一緒に帰ったり(めっちゃ遠い…)、懐かしい思い出が蘇ってきました。
補習所で出来た友達とは未だに付き合いがあるので、個人的には補習所は結構好きな場所でした(ただし、考査とレポートは…ね)。
またあんな感じ(学校みたいな感じ)でワイワイしてみたいな。